炎上商法かな?
概要は大体この方のツイートで説明できる感じなのですが…
キムカーダシアンが下着ブランドに「kimono」と名付けて商品登録しようとしているみたい。もし通ってしまったら米国で「kimono」というワードで広告も打てず、「kimono」が本来の日本の着物ではなく下着の意味になり替わってしまう懸念が#KimOhNo #kimonohttps://t.co/fmax5X82Mk pic.twitter.com/cZMJvUUiBR
— 鱗 (@kouotsu_heitei) June 26, 2019
Yahoo!ニュースのBBCの記事も紹介しておきます。
キム・カーダシアンは一体何を考えて、この名前でいいと思ったのか、国内外で疑問や批判の声が上がっているようです。
商標登録といえば、最近も「断捨離」騒ぎが勃発したばかりですが、
また恥知らずの業突く張りが、権利を掌中にせしめようとしているのでしょうか?
もしキム・カーダシアンの「kimono」が商標登録されてしまったら
こちらの着物(和装)とは全く違う「kimono」、現在はアメリカとヨーロッパでの商標登録が出願されているとのこと。
これらの申請が通ってしまった場合、アメリカやヨーロッパで本来の着物を「kimono」として通用しなくなり、販売や表示の上でも問題が出てくる可能性があります。
その上、既にインスタグラム上では起こり始めてしまっていますが、#kimonoというハッシュタグが「矯正下着のkimono」で埋め尽くされ、本来の着物に成り代わろうとしています。
言葉の乗っ取り、文化の盗用と捉えられても仕方がないでしょう。
この問題に対し、Twitterのキム・カーダシアンのアカウントが行った宣伝ツイートにも国内外から多くの反対のリプライが送られる状況になっています。
Finally I can share with you guys this project that I have been developing for the last year.
— Kim Kardashian West (@KimKardashian) June 25, 2019
I’ve been passionate about this for 15 years.
Kimono is my take on shapewear and solutions for women that actually work.
Photos by Vanessa Beecroft pic.twitter.com/YAACrRltX3
キム・カーダシアンは多くの抗議の声が上がっているにも関わらず、矯正下着のプロモーションを続けています。
当然、厳しい意見も…
大分多いのでいくつか抜粋してお送りします。
クリエイターとしての誇りがあれば、他人の褌で相撲を取るような真似しないでしょ。彼女にはプライドがない。知名度が上がれば何でも良いのね。15年もかけて何やってるの…
— 菫コルセット (@penseesauvage8) June 27, 2019
何世紀も続いた、もはや日本だけじゃなくて、世界中に愛好者がいる #kimono を守りたい。
#KimOhNo
#kimono の何が許せないかってこんだけ声をあげてる人がいるのに何もなかったかのように商品を宣伝し続けてること。悪意なかったのであれば一言誤解を招いたことについて謝罪と説明があってもいいじゃん。
— miku (@m525iku_jp) June 27, 2019
これな、ホント。やめろください。
— 爆撃師真珠きゅうぴぃ (@Slime_Magikarp) June 27, 2019
着物は下着じゃない。日本の大事な文化だ。もし登録商標されたら……
「結婚式で着物着た!」
「え?!あのムチムチ下着?」
みたいになるの?嫌だ。
日本だけじゃなくて海外からも批判が出てるって知って嬉しく思った。
this is KIMONO.
not underwear!
#KimOhNo pic.twitter.com/jf3rIOI4Z2
下着ブランドkimono、日本文化をまったく理解してないってことだよね。本来着物を着るときは身体の凹凸を無くすもんだから、ラインを強調するコンセプトがそもそも真逆なんだよ。スタイルいい人はタオルとかを腹部に巻いたりするんやで。さらにその上から締め付けられるからしんどいんだぞ
— あすか (@athca_n) June 27, 2019
そう、着物を着る時は体の凹凸があると不格好になってしまうので、胸が大きい人は胴にタオルを巻いたりなどしてなるべく平らになるように補正するんですよね。
キムさんの矯正下着とは、真逆の方法。
自分の名前に引っ掛けることだけしか考えていなかったのかなぁ…と考えると、やっぱり浅はかだなぁと思いました。
実際商標登録できるのかどうか
こちらの弁理士さんの見解によると…
基本的に、一般名詞化しているものは商標登録出来ないことになっています。
アメリカやヨーロッパでどれだけ「kimono=着物」として浸透しているかどうかも、争点になってくるのでしょう。
キムさん側は複数の分類に出願しており、被服の分類は恐らく通らないだろうとのことですが、カバン類の方は商標登録されてしまうリスクがあるとのこと。
また、場合によっては被服の方でも通ってしまう可能性もないとはいえないと…
一体どうなってしまうんでしょう?
日本の着物業界、仕事しろ
また、日本の着物業界に対する厳しい声も散見されました。
これまで伝統を守っていく活動も微妙でしたし、今回の件に関しても何ら動きを見せていないことに、呆れや批判が向けられています。
国内の着物文化は着物業界のせいでボロボロになってもはや誇れる文化ではないけど海外でkimonoが着物ではない流通名になりそうなところには口出しする、なかなか面白い構図じゃん
— Aikawa Hasma (@arg_Aikawa_) June 27, 2019
#kimono の名前で下着を出すことの何が嫌って、着物リスペクトとかインスパイアとか全くそういうのがなくて、単なる名前の上書きだからですよ。しかも商標登録されたら、最悪の場合、もう着物をkimonoと言えなくなってしまう。
— ♡キノコせんせい♡R1 (@hyperkinoko) June 27, 2019
てか着物業界はなんで放置してるのさ…。所詮海外の方のお話どすか?
大体「着物業界」ゆうても誰がその商標持つん…日本においては一般名詞でしかないし、世界におけるKimonoという名詞の商標を日本着物協会かなんかが持つわけ? そんな協会あるんか知らんけど、普通に考えてそんなん取らんやろ…まあとっとけばあの忌々しいペラペラキモーノガウンを一掃できたろうが…
— 4月 (@o4Note) June 26, 2019
kimonoブランド騒動みてて着物業界売り上げがーとかいうまえに海外の商標トラブルは前からあったんだから対策とらんかったのかいっていうぐんにょりなきもちが
— わしず@c96(日)西ほ20b (@wasizu) June 27, 2019
日本の着物業界がhttps://t.co/Ysb8TtcppOを押さえてなかったのか。ブランディングを甘く見たらこんなことに。
— 猫屋敷ムサシ☽ Mandra (@Musashi_aub) June 27, 2019
ドメイン https://t.co/nEtb4zp7XH 取られ、インスタの公式 kimono アカウント取られ。今の着物業界の頭の硬さ、現代でどう成長させるかを全く考えていないことが浮き彫りになっていますね
— ヨゼフ太郎 ジャパンエキスポPrécurseur du steampunk au Japon (@1214jack) June 26, 2019
エウリアンみたいな押し売りして嫌煙されたり、前時代的な広告打って炎上している場合じゃないぞ、着物業界。