以前プチ流行した(今もたまにやってる人いますけど、ネタなのか本気なのか…)
「炎上覚悟で言いますが」ではないですが、
つまらないブログって本当につまんないですよね。
ご本人は読んで欲しくて一生懸命宣伝したりしているようですが、見てみると箸にも棒にも引っ掛からない内容だったり、実用系や啓発系?みたいな何かを勧めるブログなのに抽象的なことをぐるぐるぐるぐる書き続けて具体的なことが書かれていなかったり…
いくら書いた方が読んで欲しい、ブログにアクセスを増やしたいと思っても、たまたま目にした側からはたまったものじゃないですよ。
どういうコンテンツでもそうですが、文章を読むというのはそれなりの時間を要することなんです。
相手の時間を取らせていることも、薄ぼんやりとでも頭に置いておいた方がいい。
(だから私は、単純に何千文字以上がいいとかそういう風潮が嫌いなのです。簡潔にできることならスパッと簡潔に分かり易くした方がユーザービリティとしても優れていますしね)
普段そのブログと縁のない人が何かの拍子で目にしたとしても、そこで「この記事つまらないな」と思われたら二度と見て貰えないし、再び目にすることがあったら「うわぁ、またこいつかよ」と更に嫌煙されることになってしまうかも知れません。
そんな悲劇を防ぐためには、どうしたらいいのでしょう?
最近私が遭遇した「つまらなかった、がっかりしたブログ」二つの例を挙げながら、こうした方がいいんじゃないというのを書きました。
ちなみに、どちらもTwitterを見ていたら流れてきた記事です。
「○○をした、していた」というタイトルなのに、肝心の部分が薄い
まずは「○○(ある業種・業態の職場)で働いていた話」というようなタイトルの記事なのに、内容が薄くてつまらなかった記事の話。
このタイトルに興味を持って記事を見る人は大抵
- ○○で働く人がどんな仕事をしているのか
- その業種の内部に関すること、舞台裏はどうなっているのか
- ○○で働いている時に起きたエピソードなど
という、その「○○」ならではの話を読みたいと思って見に行くんですよね。
私もそういった、自分が体験できない珍しい、面白いエピソードがあるんじゃないかという期待を持ってリンクを踏んだ訳ですが…
この件で見た記事に実際書かれていたのは
- その人が○○で働くに至った経緯(あっさりめ)
- ○○で働いていた頃のことは殆どなし
- そこでお世話になった人や、辞める時に惜しまれつつ辞めたというような内容をさらっとほんの数行だけ書いて終わり
という内容で、期待していた内容がほぼ全くない、まさに肩透かしの記事だったんですよね。
え、そんだけ…?
みたいな…
一番読みたいところがないやん!
まさに内容が無いよう!
という寒い駄洒落と共に、心に北風が吹いたような気分でした。
本当クリックするんじゃなかった。
まあ、そんな訳で…「こういうタイトルにしたらどこに力を入れて書いたらいいか」はもう最初の箇条書きに挙げたので、自分の経験を記事にする時はそういうところを頑張るといいと思いますよ。
はい。
アフィリエイトを勧めるのはまあいいとして、進め方が下手くそ大魔王
二つ目はタイトルすら忘れてしまいましたが、サラリーを貰って働いている人に対して副業(アフィリエイト)を勧める記事だったのですが…
「副業の中でも効率的なのがネットビジネス!その中でもアフィリエイトが最強!」
「サラリーマンこそアフィリエイトをやるべき!」
という主張・論調の記事だったのですが、まあ巷のブログではよくありますよね、こういうの。
そうか、じゃあアフィリエイトに興味持ったからやってみたいけどどうすればいいんだろうと、まだまだ続くページをスクロールさせていくと…
ずっと同じような主張が続いています。
表現方法こそ少しずつバリエーションを変えてはいるものの、
ずーーーーっと「サラリーマンこそアフィリエイトをやるべき!」という主張がぐるぐるぐるぐると続き、
どこまでいっても一向に具体的なやり方が出てこないのです。
――そのうち私は記事を読むのをやめた。
そりゃ途中で離脱するわこんなん。
ずっと同じようなことが書かれているのをわざわざ読むの程時間の無駄はないし、例えアフィリエイトに興味を持ってもすぐに次の段階(具体的な始め方など)にアクセスできないのは完全に設計ミスとしか言いようがない。
実はこの記事、ブログ主さんの他のツイートを見たら「自分は仕事ができない」みたいなことが書いてあって「そうだろうな…」と妙に納得してしまいました。
申し訳ないけれど。
恐らく文字数神話に踊らされて「とにかく沢山書かないと!」みたいな気持ちで一生懸命文章を書き連ねたんだろうなぁ…
そう思うと、頑張っても頑張り方を間違えると成果が出ないのは、まあ当たり前っちゃ当たり前なんだよなとしみじみ感じました。
読み手の動線を考え、簡潔に書く
じゃあその記事はどうすればよかったのか、というところを考えていきましょう。
- 文字数が多い=評価される記事という考えを捨てる
多くの人がその辺に転がっている適当なノウハウに踊らされていると思うのですが、文字数の多さはその記事の優劣に関わりがありません。
確かに読み応えのある長文記事というのは存在しますが、それは内容がいい・書くことが多くて結果的に長文になっているだけです。
文字数如何の前に密度が濃いんですね。
逆にダラダラと中身のない話をどれだけ沢山書いても、意味がないどころか逆効果なのです。
- 主張などは簡潔に、分かり易く
例に挙げた「サラリーマンこそ副業!その中でもアフィリエイトが最強です!」という内容で記事を書くならそのまま、概要は500文字以内に収まるのではないかと思います。
500文字以下だと読み応えや説得力が足りないのでは…と心配な場合は、自分の経験や体験談なども交えて1000文字くらい書けば充分でしょう。
こういった導入で興味を持った人が求めるのは、次に起こすべき具体的な行動の指針です。
具体的なアフィリエイトの始め方を別記事にしたいのであれば、そこから内部リンクを貼って移動できるようにしておくとか。
同じ記事内に続けて「まずはASPに登録しましょう。初心者ならA8.netがおすすめ!」とか紹介のリンクを貼っておくだけでも読み手側も「おっ、そうか」と登録しに行ってくれるかも知れませんよ。
…とまあ、ある程度ブログを読んだことがある人なら思い付くんじゃないかなぁという感じですが、このくらい自分で思いついたり工夫したりが出来ないと、アフィリブログで稼ぐとか無理なんじゃないかなと思うんですよね。
率直な感想を求められたら言ってしまうね。
「あなた向いてないよ」と。
(私はアフィリエイトとかそこまでガンガンやる方に意識が向かないので、好きなこと書いてますけど)
副業を頑張る前に、ちゃんと会社で働けているならそっちで頑張った方がいいんじゃないでしょうか。
終身雇用なんて、終了宣言される前から割とハリボテでしたしね…。
ブログで稼ぐとか、あんまり考えない方がいいんじゃないかなという
なんていうかさ、煽る方も煽る方だけどブログで副業とか稼ぐとか考えないで、日記とか覚え書きだと思って書いてる方が向いている人もいると思うんですよね。
それだったら副業という感じではなくなるだろうし…
もしかしたら個性を伸ばしたほうが、注目されて別の道が開けるかも知れないじゃないですか。
何回も書いてる気がしますけど、別にブログ自体は出来てからそれなりの時間が経っていて、web上に公開できるノートやスケッチブックみたいなものなのよ。
自己表現に使っている人の、のびのびした感じを見てご覧なさいよとも思うんですよね。
そういうところに軸がある人のブログは、なんてことない日常を綴っていても趣があって、その人の魂を感じたりほっこりしてまた見に行きたくなったり…とにかく、独自の魅力があるんですよ。
人間誰しも、1日は24時間しかありません。
限られた時間の中で、無意識に「この人のブログを見るために時間を使いたい」と感じさせる人になっていけるかどうか。
自分が稼げなくなった・稼げないからオワコンとか言っているような人とは次元の違う使い方をしている人たちがどんな風にブログを使っているか。
見て、考えて、そして感じて欲しく思います。
お金お金って考えないで、まずその手のブログを沢山見て、ブログって本当はどういうものなのかという「ブログ象」的なものを、自分の中で作り上げていって欲しいのです。
だってこんな、使い方次第で色んなことができるツールなんですよ。
目先のことに気を取られて、つまんないものばかり作っていても仕方がない。
真っ新なブログをどんな色に染めるかは、あなた次第。
あなたはどんなブログを作りたいですか?