TV番組で言及でもあったのか、まことしやかな話がTwitterに浮上していました。
流れてきたんだが・・・
— japan_pe_bot (@japanpe1) June 1, 2019
第一次タピオカブーム 1992年 →バブル崩壊
第二次タピオカブーム 2008年→リーマンショック
第三次タピオカブーム 2019年
(NEVERは個人的にあまり心象がよくないので、リンクは貼らない方向です…)
今謎なくらい空前のタピオカブームで、都市部のタピオカドリンクのお店には長蛇の列が出来ているようですね。
この間楽天のアプリで、ドーナツ1個無料になるクーポンがあったので久々にミスドに行ったらミスドでもタピオカドリンクを扱っていたのを見ましたし、他のカフェチェーンでも導入しているみたいで。
業務スーパーの冷凍タピオカも品切れになっているらしく、どんだけやねんと…
しかしこのタピオカブームの後の著しい景気合の悪化予想、本当なのでしょうか?
ブームは無理矢理作られている!?
ブームには火付け人がいる
口コミなどで自然に盛り上がっていくこともありますが、大抵の「○○ブーム」というのは影の火付け人がいます。
最近の例だと妖怪ウォッチの話が有名でしょうか?
上手い具合にCMや多方面からの煽りがハマるとああいう感じで大ブームになるのですが、元々少子化でリソースが減っているおもちゃ業界では既存の子供向けアニメや特撮番組などと連動している玩具がその分売れず、大打撃を受けてしまったようです。
保護者の方のお財布は無限ではないですからね…
急激な状況の後には、しわ寄せがある
ブームが過熱すると文字通りお金が飛ぶように動きますが、急激に沸騰してしまうと後で無理をした分の反動が起こるのです。
消費者が自由に使えるお金には限りがあります。
一時的にある一点にお金を沢山使ってしまうと、その後は他の何かを買い控えしないといけない状況にもなってしまうでしょう。
○○ブームの時に沢山お金を使ってしまって、他は生活に必要なもの以外は諦めたり、食費なども切り詰めたり…
それが多く起これば、社会全体のお金の流れは滞ってしまいますね。
また、企業の方も一時は仕入れや人件費などで沢山のお金が回りますが、ブームを過ぎてくると在庫を抑えたり、人員を整理したりというのが出てくる。
そこで仕事をやめざるを得なかった人は、当然新しい仕事を得なければいけませんし転職するにしてもその間の支出を抑える方向に動くのは仕方のないことです。
みんながみんなお金を使うことにブレーキを掛けたら、景気が悪くなる流れに拍車が掛かるのは仕方ないよなぁと思います。
景気の悪化は突然のことじゃない
今なんかはすごく顕著なので理解し易いと思いますが、景気の悪化って急に崖から落ちるように起こるのではなく、兆候があるんですよね。
(タピオカブームと景気悪化のサイクルが大体重なっているということでもあるのかも)
アベノミクスが本当はミクれていなかったとか、税金や物価は上がるのに賃金はずっと横ばいだとか、景気がよくなる要素がひとつもないところに経団連やトヨタの終身雇用終了宣言だとか、年金の問題だとか。
それでいて未だ見直されない消費税の増税が迫っています。
消費税が5%から8%になった際もめちゃくちゃ景気が悪くなったのに、このまま増税が行われれば何が起こるかは火を見るより明らかです。
こんな状況でもまだ、増税を中止の方向に持って行けないのは相当ヤバいですね。
(それでもなるべく上げないように引き伸ばしてきた努力は買いますが…最終的に上がってしまうなら、やっぱダメじゃんとしか言いようがない)
今までの流れを見れば、下り坂の角度が急になってみんな転げ落ちてしまうのは目に見えています。
早く手を打たないと最悪の事態になるのに、庶民はなすすべもなく見ているしか出来ないのでしょうか…
お金を使って経済を回したくとも、手元にお金がないですからね。
偉い人、お金持ちの人はどうやったらもう凍りつき始めている経済が雪解けを迎えて、いい流れを取り戻していけるのかをもっと考えて欲しいです。
お金がない人に使え、老後に備えて貯めろといってもどうしようもないでしょう。
給料や支給を渡さずにそういうことを言うなんてダブルスタンダードすぎますし、政府やお偉いさんもブラックでモラハラなことに絶望して、労働力になれる人たちも気力をなくしてしまいそうです。
だって、生活保護よりもお金を貰えていないワーキングプアが沢山いるんですから。
私もそうでしたが…
自助努力をといっても、ない袖は振れないんですよ。