開業資金をなんとか手にしなければ。
そうは思いつつも、それなりのお金を調達する手立てをどうするかというところで詰まっていました。
しょぼ喫のカイリュー木村さんのように、簡単なノリでポンとお金を出してくれる人なんてそうそういません。
(えもてんさんの場合はタイミングを図っていたのもあるでしょうが…)
Twitterではとても立派なことを言っている人は多いのに、その実情は…という人も多くて、今の状態では鳥取砂丘で手掛かりもなく砂金を探しているようなものなのかも知れませんね。
ただ、フォローしたりコンタクトを取ろうとしてくださる方は、せめてTwitter上のプロフィールくらいは読んで欲しいものです。
私のプロフィールは大半をほしい物リストなどのURLで使っていて自己紹介文なんて僅かなものなのに、それすら読めない人がいるのは嘆かわしいですね。
資金面でも生活費の面でも、このままでは難しい。
手芸品を量産したくても、一日にそう何個も作れないし…
このままでは本当に詰みだなぁ、死ぬしかなくなるのかなぁと前向きになろうとしてもやっぱり頭にちらついてしまっていたのですが…
ある人からのメッセージ
しょぼ喫みたいなお店を作りたいけれどお金が全くない、どうやって調達すべきかみたいな話は最近、ブログやTwitterでよくしていました。
それを見た、今までも結構お話して下さっていたフォロワーさんがDMを送ってきてくださったんです。
普段は明るく、口調やノリもムードメーカー的な感じの方なのですが、その内容はとても真面目なものでした。
その方も今大変な状況にあるのに、私の事情などをしっかり見て、具体的にこれくらい必要なんじゃないかとか、やっぱりpolcaなどを使った方がいいと伝えてきてくれて。
挙げられていた金額は、私もはてなブログの同士であるゆるてんさん(旧ルパン座3さん)の沖縄でのしょぼい店舗兼住居で掛かっている費用を見て、居抜きの安い物件でもそれくらい必要になりそうだなと思っていたので、確かにと頷ける部分がありました。
クラウドファンディング系の媒体は頭にありながらも、利用するのは躊躇いがあったのですが、背中を押して貰ったように思います。
もしプロジェクトが通っても、支援が集まらないかも知れないという不安はありますが、少しでも目に留めて貰えるような文面や構成・リターンなどをきちんと考える必要がありますが、この企画の立ち上げと、並行してpolcaでの支援の呼び掛けを行うことにしました。
プロジェクトが公開されても、支援が集まらないかも知れない。
「お前のやることなんか、誰も助けたいと思わないよ」「お前は要らないんだよ」と打ちのめされることになるかも知れない。
それでも「夢見る人を、はじめる人に」とCAMPFIREが謳うように、夢で終わらせず始めるために、勇気を出します。
いつか笑い合えるように
細長く距離のある日本の、遠いところにお住まいのその方は、諸々の問題が解決したら私のお店に来て、その時の会話を笑いながら話したいと言ってくれました。
そのためには、私もお店の開業を実現しなければなりません。
ご馳走できるように頑張りますねと言ったら、「商売する前からご馳走すること考えてたら商売にならない」って笑われちゃいましたが…
でもね、本当…はるばる遠いところから来たいと言ってくれる人に、いつかお店で出しているものを振る舞えるように、今辛かったり苦しかったり大変だったりすることが、笑い話になるように、進んでいかなければならないと思いました。
これから選ぶ道はやったこともない部分も多いし、不安も怖いと思うこともあります。
けれど、それに立ち向かうための大きな勇気を貰ったように思います。
そこに辿り着けるかは、今はまだ分かりません。
でも「自分は行くんだ」「お店を作るんだ」という気持ちを強く持ちます。
一歩一歩は小さなものかも知れないし、亀のようにあまり進めないかも知れない。
それでもしっかりと地元の土を踏み締めて、歩いていきます。
令和の初年に成し遂げられるように。