社会や会社に心身を擦り減らされて、潰れてしまったり今も苦しみを抱えながら働いている人って、結構多いのかな。
色んな人がいるネットの中を漂っていると見聞きする声に、そんな風に思っていました。
そして昨日、しお(@shiokawam)さんの書かれたnoteが流れてきたので、読んで感銘を受け私もTwitterでシェアすることにしたのです。
これ、ほんとね。生き辛い人は触れてみて欲しい。
— mio(みお) (@mio_tsuku) March 3, 2019
「生きづらいぜ」って人、マジでしょぼ喫の本と、えらてんさんの本、読んでみてほし~という話|しお@こもり店員(毎週日曜18時〜) @shiokawam|note(ノート) https://t.co/LqAjUNHRkG
実はこれをえらてんさんがRTしてくださって、しおさんご本人とちょっとリプを交わすことが出来たのです。ありがたい。
しかし、あの辺でお顔出されてる方は男女問わずイケてる感じでシュッとしてて、やっぱり都会の人は洗練されてるなぁ、なんて思うのでした。
太ましい(一番細かった頃から仕事のストレスとかで20キロくらい肥えたんじゃない的な)田舎のイモなおばちゃんにはとても眩しくて、あの辺が電気グルーヴの歌ってたシャングリラなのかなって思ったりするようなこう…
そして年が年なせいなのか、1月辺りのろくにご飯食べてなかった期間もほとんど体重が減っていなくて、色々と終ってる気がする今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
…脱線したので話を戻しまして。
しおさんのことはペヤングバー(エデンの一日バーテンとして、ペヤングを振る舞うバーテンをした話)のnoteを読んで存じていたのですが、実は彼も仕事で心をすり減らしてしまった方だったのです。
退職された後、プロ奢さんやえらてんさんのことを知って「こういう生き方もある」と希望を見出したんですね。
今回のnoteでは会社が悪い訳ではないという旨が書かれていましたが、精神的に参ってしまう人を見るにつけ、本当に会社、なんにも悪くないのかなぁ?と疑問を抱くようになっている昨今なのです。
昔はもっとゆるかったよねっていう話
結構前に読んだので、どこの記事か忘れてしまったのですが、どこぞに昔はもっと適当な人が働いていたよねというお話があって、ああ、そうだったかもなぁと共感していました。
全部がそうとは言わないし、中には真っ白で心身にやさしい超絶ホワイトな環境もあるんでしょうけど、最近目に付くところはどこも黒いなぁって印象が募りますね。
求人からして変にハードルが高いところもあるんですが…昔は数人がかりで進めていた案件をひとりで、それも何件も負わされてしまうみたいなのがフツーになっているらしいというのがどうにも解せぬところです。
いくらツールが発達したとはいえ、人間自体の処理能力まではそこまで変わっていない筈なのに。
そして効率化するのを嫌がりすぎじゃないですか?
私もまあ、効率的なやり方をお局おばちゃんに見咎められて云々とかもありましたしね、自分たちのやり方以外は認めない感じのところもありましたしね。
その辺りはあんまり思い出したくないので、これくらいにしておきまして。
事務とかそういうのでも、マクロを組んで自動計算でいけるところは出来るように効率化したら怒られたとか、そういう処理能力や生産力を上げる行為は否定されて、ダラダラサビ残を強いられるとかどこの地獄だよみたいな苦行の現場があったりするのを聞いて、そりゃ地獄だなぁ…病むなぁ…と思ったものでした。
更に昔はもっとゆるかったっぽいという話
江戸時代まで遡ると、お城勤めのお侍さんは週4の4時間勤務だったとか、労働者は日雇いで午前中くらいしか働いてなかったとか(1日中働く職種の人もいたでしょうが)そういう話も出てきたりしていいなぁと思ってしまいます…
不便なことも多かったろうけれど、なんだか今より豊かで自由そうだなぁ。
実際にその時代を生きていた訳じゃないから、想像にしかすぎないんですけどね。
でもやっぱり、今の日本人は働かされすぎなんじゃないかなと思います。
第一に8時間労働だって、人間が一日に働き続けられる限界の時間がそうだった的な話だった筈なのに。
今や8時間は当たり前、更に低賃金の上残業おかわりで場合によってはタダ働きとか、本当に奴隷かなって。
だから擦り減って疲れ切っちゃう人も多いんじゃないかなと、思うんですよね。
社会というか企業や働かせ方が厳しくなりすぎて、本来の人間が真っ当に暮らせる範疇に適合しなくなってしまったんじゃないかと。
やっぱり、社会の方が人間に適合しなくなってしまったんだよ
零れ落ちてしまう側が不適合なんじゃなくて、社会や会社の方が不適合になっちゃったんじゃないのかなぁ、とモヤモヤ。
誰がこんな世の中にしてしまったのか、このままでいいと思ってるのか。
でもね。
みんな結局、自分が知っている範囲の世界しか知らないのだと思うんです。
恵まれた環境の人はそれが当たり前だと思っているから、弱い立場の人や苦しい環境の人がどんな風に暮らしているか、どうして抜け出せないかを知らない。
以前にTwitterでも紹介した、吉川ばんびさんの記事。
今の私では拡散する力は低いかも知れないけれど、こういう風に考えてくれる、発信してくれる人が増えて認識が広まるように、微力でも書き綴って訴え続けなければと感じています。
そりゃあどうしようもない人もいるかも知れないけれど、頑張っていてもダメだった人って、きっと私が思っているよりもずっと多い。
そして私も、ほとんどの人には認識されないダメになってしまった人間のひとりだから。
「ダメになってしまっても私は確かに存在しているよ」ということを、伝えていかなければ。そういう思いです。
今が生き辛くても、大丈夫だよと伝えたい
しおさんもnoteの文末に「生き辛い人への確実な解決策はないだろうけれど」というようなことを書かれています。
でも実際に生き辛い状態で生きてきて、今もなんとか生きている人の足跡を知ることで、もしかしたら自分もこの先なんとかやっていけるかも知れないと思えるようになったら、それはすごくいいよね。ということで…
私もそんな風に、今人生が終わりそうで闇の中にいる人たちにも、そういう状況でも大丈夫だよと伝えたいし、伝えられるようになりたいと願っています。
まだやっぱり、あ~、世の中に私は必要とされていないんだなぁとか虚無の世界に落ちてしまったり、ふとした時に虚しい気持ちになって死にたいな~って方向に流れてしまうこともあるんですが…
自分も大丈夫だよと人に言ってあげられる立場になるには、もうちょっと頑張らないといけないのでしょう。
今も私は日々の大半を引きこもって潰れている人間だけど、もうちょっと心が回復したら何か出来ないだろうかって、少しずつ考えています。
とにかくどうにかして、近いうちにエデンとかその辺りのお店に行ってみたいというのは具体的に考えているので、機を見て実行したいところです。
たぶん電車を使って家から片道3時間くらいは掛かるし、渡航費()も考えなきゃだし、あのシャングリラに乗り込むのはすごく勇気が要るけれど…
開き直っていくくらいの気持ちで行けたらいいなぁと……思ってます。
そして4月にしょぼい喫茶店の本が出ます。
この間も話題にしていたしょぼい喫茶店
www.arafoneet.com
ですが、こちらのえもてんさんことえもいてんちょうさんの本が4月に発売されます。
しおさんのnoteでも紹介されていますが、名前もそのまま「しょぼい喫茶店の本」。
今は百万年書房さんで連載されていて、最新話を読める状態になっています。
3月頭の時点では、まだ表紙が出ていないのですが…
こちらを読んで、中途半端でも一度ダメになってしまっても生きていける場所や道があるかも知れないって、ひとりでも多くの人に感じて貰えたらいいなぁと思っています。
えらてんさんの「しょぼい起業で生きていく」も、かなり売れて読まれているようなのでこちらも合わせて。
きっと、今生きるのが辛い、自分には雇われて働くのは厳しいと感じている人に、これからのヒントを与えてくれると思います。