自炊をすれば食費が安くなる…と言われがちですが、実際はどうかというとそうでもないんですよね。
家で食事を作るにしても、まず設備と調理道具が要りますし、調味料などもないと困ります。
元々あるものだったらいいけれど、これらをイチから買い集めるとなると、結局は随分な手間や金額になってしまう。
日々の食材を用意するのだって、バカになりません。
更に、一度に何人分か作るなら安くつく場合であっても、一人暮らしだと色んな費用がちょっとばかり余分に掛かってしまう場合もしばしば。
野菜を余らせて、しばらく使えないでいるとすぐ痛んでしまったりもしますし。
一人暮らしってコスパの面では不利なんですよね。
それでも他人と暮らすのはな~…って思ってしまうんですが。
家族と住むのだって大変だったのに、赤の他人と暮らすなんて躊躇します。
そんなおひとり様仕様の私が普段やっている食材の保存のし方をご紹介していこうと思います。
ひとまず保存までに必要なものは、
- 野菜を切る道具(まな板・包丁・キッチンばさみなど)
- ポリ袋(スーパーやホームセンターで売っている、キッチン用の沢山入っているものなど)やジッパー付きの保存袋
- 電子レンジと冷凍庫
です。
ほとんどは冷凍庫で保存した後、火を通して使うものなので生野菜を摂りたい場合は向いていませんが、いつでも使える野菜があると気分的にも安心感があるんですよね。
一通り調理をしておいて保存をしておく常備菜までいくと、実は結構手間が掛かって続かない…という私のような人間でも、食材を買った後ちょっとだけ加工して保存しておけば、鍋やら炊飯器やら何やらにポンと入れれば野菜が摂れる食事が作れるので、なかなか楽でいいですよ。
キャベツ、白菜、大根、ニンジンなど
基本的には食べ易い大きさに切って、袋に入れてレンチン(600Wで2~3分)してある程度火が通ったら、冷まして冷凍庫に入れるだけです。
レンジを掛ける時は、うちのレンジなら片面1分半、裏返して1分半くらいでしょうか。
野菜の種類や切り方によっても少し変わりますが、予め熱を通しておくことによって料理に使う時に火を通す時間も短縮できるんですね。
切り方について
各野菜の切り方ですが、大体何の料理に使うか想像して切るか、オードソックスに一口大にするのがいいでしょう。
大根なら短冊切り、ニンジンはイチョウ切りにしたりスープ用に細かく切ったりしておくことが多いです。
鍋に入れるニンジンなら、縦長の薄めに切ってみたり。
レンジで火を通し易いよう、葉物野菜以外は厚さは5mm程度にするか、1cm角以下などにするといいと思います。
大根おろしも冷凍しちゃう
焼き魚に沿えたり、風邪をひいた時はちみつ大根がいいぞみたいな使い方をする場合もあるので、大根は一部をすりおろして、小分けにして冷凍しています。
なるべく作った日を書いて早めに使った方がいいんですが…まあある程度は持つと思うので、あんまり「何日までに使わなきゃ!」とか強迫観念に囚われないようにします(笑)
ナスには油を使うと美味しい
ナスは一口大か角切りにして、キッチンペーパーで軽く水気を取ってから耐熱容器に入れ、オリーブオイルを軽く掛けて加熱します。
火に掛ける方が簡単な人は、油で炒めちゃってもOK。
油を吸うと美味しいので、これだけやっておいてから冷まして冷凍しておくと、解凍してトマトのパスタなどに乗せるだけでも一味違う感じになります。
長ネギは薬味用も作っておく
長ネギは基本、袋に入る長さに切ってそのままか、鍋に入れる用に長めの斜め切りにして冷凍します。
鍋用は前述の野菜と同じように加熱してから冷凍庫行きにしますが、そのままのものは何に使ってもいいようにそのままな場合が多いです。
長ネギを凍らせておくと、千切りし易くなるみたいな裏技もありますしね。
この方法ならみじん切りもし易くなりますが、新鮮な状態からすると若干しんなりしているように感じます。
シャキシャキした食感が好きな人は、やっぱり新鮮なものを買ってきた方がいいのかも知れませんね…
刻みネギの場合
薬味として刻みネギにする場合は、予め切っておいてキッチンペーパーに包み、ジッパー付きの保存袋などに入れます。
ただ、刻んで数日以内に使うものであればキッチンペーパーに包んで保存袋に入れるかお皿にラップで、冷蔵庫でもしばらく持ちますので、早めに使う予定があればその分は冷凍しなくても大丈夫です。
どの野菜にも言えることですが、新鮮なうちに食べたいものは買ってきてすぐ食べた方が美味しいのは確かです。
でも一人暮らしだと、どうしても量が多くて余らせてしまう…みたいになってしまうので、残りの野菜はササッと手を加えて保存しておく、そういうのが習慣になると、後々栄養的にもいいご飯がちょっと楽に作れるというのを一度知ってみて欲しいなと思います。
どんな時も食事は大事ですからね。
ちょっとひと手間で、皆さんも少しでも楽しく美味しいご飯が食べられるようになればいいなと思います。