noteの有料記事はコスパが悪いとか、お前はハンドメイド界隈の原価厨かみたいな話が出回っていてうんざり気味な昨今。
そのままの勢いや気分で書き立ててしまうと、酷い内容になってしまいそうでちょっと立ち止まっていたのですが、やっぱり納得いかない部分もあるので記事にしました。
例の件、発信側は指摘を受けても何が悪いか分かっていないみたいだし、ちゃんとした資格やら肩書きを名前の横に載せている人とは思えない言い分だなと思ったので…
だってハンドメイドで言えば「minneの商品ってクオリティ低いのに高いよな。ダイソーなら108円で売ってるぞ」というのと同じようなことを仰っているのに気付かれていないようでしたから。
※minneは初心者から有名な方まで様々な作品がありますが、素敵な作品を出されている作家さんも沢山いますよ!
それを世間的にお金に詳しいと思われそうな肩書を付けている人が煽ったら、そりゃ結局あなたが叩いてる人と同じことしてるよとは、流石に指摘できなかったです…
まあ、気付きを得て柔軟に思考を変えていけるお年ではなさそうでしたし、ご本人が幸せならそれでいいのかも知れません。
文筆に関する部分の価値を専門でもない方にディスられたのは、最高に業腹なのですがね。
まずnoteとはなんぞやというところから
noteというのを初めて知ったのが、実は某自称インフルエンサーの人が「これからはnoteだ!」って言ってたことからなのですが、端的に言えばブログのように記事を誰でも書けるサイトです。
noteの記事に金額を設定して販売することも出来て、それがウリみたいな面もあるみたいです。
ただ、これも他のブログサービスでやっているところがあるので、私にとっては特に差異も感じられず、そこに書かれている記事を見る以外にはあまりアクセスする機会のないサイトでした。
※某自称(略)の人のことも、その時に初めて知って「記事にうっすら本音を書いていないような空気を感じる」「なんか胡散臭い人だな」という印象を抱いたのを覚えています。
もしかすると、noteを売り出すために自称の人もお金を貰って宣伝している部分があったのかも知れません。
ですが、多分「noteの有料記事の質が低い」と言われてしまうようになったのは、この人が呼び込んだものの結果なのかなと思わないでもないところがあります。
noteの有料記事は質が低い?
実はそう自分から主張している人を、まだ2人くらいしか見ていません。
これでは検証にもならず「みんなが言っている」とはとても言えないなという状況です。
しかも、その人たちが今売られているnoteを全部買ってひとつひとつ精査したかといえば、そういう訳でもなく。
ようするに話題になったnoteの記事の評判から自分で判断して、そう言っているだけなんですよね。
他人の感想をほんのちょっとおつまみして、ネタにしているだけにすぎないと思うと真面目に考えるのも馬鹿らしいです。
でも馬鹿なので、馬鹿なりに継続しますね。
誰でも登録して、記事を作ることが可能
noteの記事の質が低いと言われる要因のひとつは、ブログやSNSサービスのように誰でも記事が作成可能だという部分がウェイトを占めているのではないかと思われます。
文章って誰でも書けるように思いがちですが、判読できるものを書くのはある程度知識と技術が必要です。
日本は義務教育の中で作文を作る機会があるので、最低限書くことのできる人の割合は多いでしょうが…それでも本当にピンキリです。
更に、充実した中身のある文章にするには、本人のセンスだったり、きちんと調べられる力や経験を活かせる力だったりが必要になってきます。
ただ、この辺りは他の文章コンテンツも玉石混合であることに変わりはありません。
ブログは大抵無料で閲覧できますが、内容も千差万別で、それで然るべきものという感じですしね。
電子書籍だって、最近のライトノベルの中には擬音と台詞しか書いてなくて「なんだこれは、どうすればいいのだ!」ってなるのもありますし。
ある程度著名な人が手掛けられている筈のYAHOO!ニュースの記事ですら、たまに自称の人や某弁当屋を一瞬想像する名前のNPOの人など、逆張り炎上マンのオンステージとなるケースもある訳で、本当に書く人によってピンキリなんですね。
ようするに記事の質が云々…というのはnoteに限ったことではない、と。
情報商材の巣窟になってしまった
自称の人が呼び込んだからかは知りませんが、noteで情報商材を売る手合いが多くなってしまったようです。
ダウンロードでPDFでも売っていればよかったのに、迷惑な話です。
情報商材の中には役に立つものも稀にあるということや、実践できるかできないかも人によるということは分かっていますが、大抵は読む価値のないものや詐欺というか、その情報商材を売って稼ごう!みたいなアホなノウハウだったりするんですよね…
なんだ結局マルチかよ、みたいな。
まあ、情報商材屋さんが宣伝していたくらいだし、こういう現状もnoteの運営会社は折り込み済みなのかなと思わなくもないです。
暗い夜道も松明や懐中電灯を持って行けば明るいので、ようは使う側の心掛け次第ですけどね。
怪しいと思ったら、触らなければいいだけなので…
引っ掛からないように、アンテナを張って目を肥やしていくしかないです。
面白いコンテンツを書いている人もいるよ
そういった情報商材のやり方を逆手に取って、面白いことをしてくれる方もいらっしゃる
ので、探してみると結構面白かったりためになったりするんじゃないかなぁと思います。
※ちなみにこの、プロ奢ラレヤーさんのnoteは「無の有料note」として6000円で売られ、プロ奢さんが記事を書くまでは何が書かれるか分からなかったんですね。
私のTLに情報が届いた時には「飽きたので無料にします」と無料になった後なので、この下手な情報商材よりめちゃくちゃ参考になる分かり易い内容を読めたのは幸運だったのですが、ひたすらこの人頭いいなーすごいなーと思うばかりでした(小学生並みの感想)
Twitterでフォロワーを増やしたい人や、自分のファンを増やしたい人は大いに参考になると思うので(活かせるかどうかはその人のスタイルにもよるけど…)一読をお勧めします。
私?
私は自分の手に余る人数にフォローされても困るし、面倒になってしまうかも知れないのでほどほどに。
ただ広く自分の存在が届けば、今は縁がないけれどいつか気が合う、仲良くできる人と繋がりを持つ切欠にはなるかも知れない。
人と人の縁というのは大事です。
思わぬ切欠で、自分の行く末が左右されるかも知れませんしね。
機械的にやっているのでない限り、フォロワーはあなたをフォローしようとしてフォローしたのだから、単なる数としてだけ見るのは違うかなと思います。
終わりに-有料noteの質は、本当に低いのか?
とりあえず最後に結論を書いておくと、玉石混合、ピンキリですということで。
質が低いと言い立てたいなら、本来は全ての有料noteを買って、どういう基準で検証したかを明示して言うべきだと指摘するものなんでしょうけど、物理的に個人でやるのは無理だし。
自分の領分を弁えるというのも、人間大事だなと思いました(小学生並みの感想)