アラフォーでニートになりました。

アラフォーで会社を辞めさせられ、未来が見えないニートが奮闘したりしなかったりするブログです。

自殺と曜日の関係と、スシ詰めの電車の話

駅のホームから見た線路

少し前の話ですが、東京で仕事をしている友人と東京のカフェに行く約束で上京したことがありました。

私が待ち合わせ場所の最寄り駅に着いた頃、友人から人身事故でと使用している線が遅れると連絡があって大変だなぁと思ったものです。

お店の予約時間までには余裕がありましたし、彼女がなんとか到着してからも間に合ったのでよかったですが、その時に気になる話を聞きました。

 

曰く、そこの線は月曜の朝に飛び込み自殺で遅延することが多いと。

 

とりあえず、自殺と曜日と鉄道事故について調べてみた

 

自殺発見時の曜日・時間別の状況

自殺発見時の曜日・時間別の状況

自殺発見時間帯別

発見時間帯別の構成割合

自殺対策白書(本体)|厚生労働省 第1章6 平成27年の自殺の状況より)

 

平均すると月曜日が多いようですが、ここでのポイントは「発見した時」であって「自殺した瞬間・直後」ではないこと。

実際に自殺した日時とズレがある可能性は否めません。

ですが、まず第三者に見付からないと発覚しないので仕方ないですね。

 

次に、鉄道自殺について取り上げているニュースサイトを見てみます。

toyokeizai.net

www.news-postseven.com

 取り上げられているデータはどちらも2006年~2015年と少し前のものですが、2018年現在もそう割合は変わらないものとして、読んでみると…

 

あれ、月曜の朝も少し多めだけど、日曜の夜の方が多いぞ?

 

と首を傾げてしまう結果に。

そういう意味では、先に上げた東洋経済のニュースサイトはタイトルを見ると少し誤解を招きそうな(本文もなんとなく、月曜の朝に目を向けさせたがっているような?)感じがしますね。

 

ただ、実際は月曜の朝より鉄道自殺の多い日時があり、他の曜日もそこそこ事故が起きているにもかかわらず、月曜の朝に飛び込みが多いという印象が強くなっているのは、なんとなく分かります。

人間が感じる心理がそうさせているのではないかと、思う訳です。

 

「鉄道自殺(飛び込み)が多いのは月曜日の朝」という印象が強くなる心理

まず平日の朝は日曜の夜より確実に利用者が多い。

そして異常とも思える通勤ラッシュで、乗客はただでさえストレスに晒されています。

休み明けのブルーな気分や「仕事行きたくないけど行かなくちゃならない…」みたいな負の感情を抱いている人も少なくないでしょう。

そこで人身事故発生、軽く30分以上の遅延。

思わぬアクシデントが、ストレスを抱えながらもその日の予定をこなそうとしていた人々のタスクを、いきなり崩壊させていきます。

もうストレスはマッハで、悪印象や嫌な経験として刻まれてしまう。

駅で遅延の証明書を貰っても、会社に遅刻したり、遅延で起きた遅れの処理にも手間取らされる訳ですから人身事故への印象は最悪です。

そういった心理が積もり積もって「月曜の朝は嫌な人身事故(飛び込み)での自殺が多い」という感覚が培われていったのではないかと思うのです。

 

鉄道自殺を減らすのに有効なものは?

地方に住んでいると実感は薄いですが、都会に住む人にとっては、鉄道は移動の為になくてはならないもの。

それが暫く使えないとなると、それ以降の予定も総崩れですしとても困ってしまいますね。

実際のところ、どうやら駅のホームから飛び込みをする人は「よし、これから自殺するぞ」と心に決めて線路に落ちる人よりも、普段はそこまで自殺の念が強くなくても、吸い寄せられるようにホームの端に向かってしまう人も少なくないようです。

(本当の事は本人にしか分かりませんが、遺書など自殺を示唆するものを残さないで亡くなる方も多いみたいですね…)

色々なことが重なって憂鬱な月曜日、いつもと同じように出勤する為に駅に来たけれど、吸い寄せられるようにふらふらと… 

と直前まで死ぬ気がなくても線路に落ちてしまうのでしょうか。

東尋坊も真っ青な吸引力ですね…

 

そうなると、自殺はよくないだとか迷惑だとか、莫大な損害賠償を請求されるだのの話は何の効果もありません。

心に隙のない人間って存在しないですから、いつ何時、誰がそうなってもおかしくない可能性を秘めています。

日頃ストレスや辛い思いを抱えている人は特に、そういう何かの悪戯のようなものに誘われ易いのかも知れないです。

 

だったらどうやって飛び込みを防ぐかといえば、やはりホームドアの設置を普及させていくしかないように思います。

ホームにいる駅員さんや周囲の人が気が付いて声を掛けることが出来れば、はっと我に返って「自分は何をしようとしていたんだろう?」となる人もいるでしょうが、実際問題駅員さんも忙しいですし、他のお客さんだってそんな風に動ける人はそうそういないでしょう。

 

結局、物理的に線路に飛び込めない状態にしてしまうのが一番です。

 

目の前に壁があったら、それを乗り越えてでも線路に入ろうという人は固い自殺の気持ちがあるのでしょうし、周りが「何をやっているんだ」と止めに入る可能性も高くなります。

線路以外の場所まで完全に防ぐことは出来ませんが、それでも鉄道自殺の件数は大分減るのではないかと思います。

 

毎朝スシ詰めの電車に思うこともある

日曜に用があって東京に行き、その日はネットカフェや安い宿泊施設に泊まって帰ってくるということが今まで何度かありました。

そういう時、比較的早い時間に帰りの電車に乗れると空いていていいのですが、少しのんびりしてしまうと泊まった場所によっては延々と通勤ラッシュの満員電車を見送る状況になってしまう場合もありました。

当時の仕事は就業時間が遅かったので、急がずに空いてきたら乗るという手段が取れたのですが、その時間帯の電車に乗るしかない人たちにとってはすごく大変なことだな…と思いながらスシ詰めの電車を眺めていたものです。

 

「満員電車が嫌なら早く家を出て空いている電車に乗ればいいじゃないか」という声もあるでしょうが、そうはいかない人たちもいるんです。

残業で前の日の帰宅が遅かったのに、いつも通りに出勤しなければいけない人も、住んでいる場所が遠くて出来る限り速い電車に乗っても、都内では通勤ラッシュの時間帯になっている人もいるでしょう。

女性は特に、朝の支度が大変です。

毎日しっかりお化粧しなければならない人は特に時間が掛かるし、その上で早い時間の電車に乗ろうとしたら睡眠時間が殆どない人も出てしまうでしょう。

それでも会社も社会も、きちんとした身形とコンディションを求めてくる訳ですから、本当に大変です。

本当にあんなぎゅうぎゅうの電車に乗らなければならない人たちの事を思うと気の毒だし、見ている方も辛い気分になります。

あれではまるで、護送されていく奴隷じゃないですか。

21世紀に入ってしばらく経つのに、まだあんな光景が当たり前なのかと気が遠くなります。

 

様々なパフォーマンスの低下にもつながって、なんとも効率が悪く、不合理な状態だなぁと思うのです。

原因のひとつは、多くの企業が都市部に集中しているせいでもあるのでしょう。

朝、ぎゅう詰めの電車で通勤しなくてはならない社員たちが、そのせいで危険な目に遭っても仕事の効率が落ちても構わない

という企業ばかりなのでしょうか?

鉄道会社だって、通勤時間帯のピークには本数を増やして対応されてはいますが、それでも足りない状況です。

社員側が自転車など、満員電車に乗らずに通勤する手段を選択できる場合もあるでしょうが、そんなに都合のいい事ばかりでもありません。

 

打開策はないの?

企業はもっと、郊外や地方に分散するべきではないでしょうか?

「その土地になければ出来ない」という仕事であれば、仕方ないのかも知れません。

ですが税金やコストも高い東京に比べて、その周辺の県に活動の場を置いた方が色々と恩恵を受けられる可能性もあるのではないでしょうか。

それに、職種によっては毎日出社して決まった場所で働かなくてもいい仕事もあるでしょう。

www.businessinsider.jp

この記事に挙げられているAutomatic社はサンフランシスコにある会社ですが、確か日本でもオフィスを閉鎖し、社員が好きな場所で仕事を出来るようにした会社があった筈です。

(以前に社長さんへのインタビュー記事を見たのですが、探したけれど見つかりませんでした…)

 

こんな風に社員の物理的な負担やストレスを減らすことが出来たら、仕事の業績ももっと上がりそうなものなのに、大方の偉い人には考えが及ばないことなのでしょうか?

乗車率が100%を軽く超えるような満員電車に乗ったことがない人なのかも知れませんね。

一度ご自分も乗ってみて、それを毎日続けられるかどうか試してみたらいいと思うのですが。

どうなんでしょう、偉い人。